PMIからの公式スケジュールに基づいて内容を修正しました。(2012年12月10日)
2013年1月 PMBOK®ガイド第4版からの更新版、 PMBOK®ガイド第5版がリリースされます。
第3版から第4版に改定されたのが、2008年12月末でしたから、それからちょうど4年ですね。
更新内容のサマリーを見てるんですが、マイナーチェンジという印象です。
ちなみに一般に公開されているのは今のところ(2012年11月)サマリーのみです。
考えてみれば、プロジェクトマネジメントの捉え方が突然ガラリと変わるなんてことはあり得ませんから、当然なんですが。
PMBOK体系そのものは第3版でほぼ完成されましたしね。
さて、更新内容については次からのエントリで書こうと思いますが、
これからPMPの取得を検討されている方にとって気になるのは、試験への影響とそのスケジュールでしょう。
まず、今現在すでに受験準備を進められている方は、そう心配する必要はありません。
PMBOK®ガイド第5版がリリースされたからといって、PMP試験がすぐに切り替わるなんてことにはならないからです。
PMBOK®ガイド5版のリリース以外の日程についてはまだ公式にリリースされていないので、断定はできないんですが、
今から4年前のPMBOK®ガイド3版から4版に更新されたときのスケジュールをマッピングしたのが下の図になります。
クリックすると拡大します。
PMBOK®ガイド第5版がPMP試験に反映されるのは、8月以降(正確には7月31日)です。
つまり、すでに受験準備に着手されている方にとって半年というのは合格までに十分な時間だということです。
うちの受講生を見ても受講後半年以内に少なくとも半数以上が合格しています。
一方、漠然と来年あたりに受験を考えている方にとっては、この試験の切り替えを考慮しておく必要があるということです。
もう一つ気になるのは、日本語訳のリリース時期でしょう。
まず確実なのは、英語版と同時リリースではないということ。というか、かなり遅れます。
現在の予定では、2013年の4Q、2013年10月1日~12月31日になります。
これも4年前を思い返すと、当初は2Q、つまり英語版のリリースから6ヶ月以内の6月までに発刊の予定だったんですが、遅れに遅れて結局手元に届いたのは季節も変わった10月。
(部分的にドラフト版のダウンロードは4月ぐらいから可能ではありました。)
さすがに今回は同じ轍は踏まないと信じたいのですが。、「英語版のリリース≒内容のFIX」 であればその翻訳が春以降になるのはし方ないかも知れません。
結論として、7月末までにPMP試験を受験するつもりであればPMBOK®ガイド4版で準備すればいいし、8月以降の受験であれば5版で準備するということです。
ただ日本語で受験しようとする大半の受験生にとっては、ちょっとつらいですね。
(是非、講座にいらしてください 笑)
では、その7月末までに合格するには遅くともいつまでに受験準備に着手しなければならないか?
そりゃ、早いことに越したことはありませんが、うちの講座に限れば、2ヶ月前の受講が一般的なデッドライン。
(あくまでデッドラインですよ。相当がんばってもらうのが前提です。さらに受講翌月に合格される猛者も15%ぐらいはいることはいるんですけど。)
で、もし7月末までに取得するつもりだったのが、落ちてしまったりして取得できなかった方は、4版と5版の差分を新たに押さえる必要が生じます。
ただ、誤解しないで頂きたいのは、試験が切り替わった後も、相変わらずPMBOK®ガイド第4版の大半は試験範囲だということです。
ここはちょっと説明が必要かもしれませんね。
次回はこの点について述べてみたいと思います。
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