日本経済新聞社と日経HRは共同でビジネスパーソンを対象に、仕事に役立つ資格(語学検定を含む)について調査した。現在保有する資格で役立っているものがあると答えた人は56.3%だった。上位には難易度が高いとされる資格が並ぶ。手応えのある資格に挑戦して仕事に生かしているビジネスパーソンの姿が浮かび上がった。
<2014年1月7日 日本経済新聞>
5ヶ月も前の記事なんですが、私もつい先日知ったもので。(汗)
結構大きな記事なのにね。
電子版しか見ていないと、こうなります。
てっきり、資格をとりましょう!、みたいな、よくある記事広告かとも思ったら違いましたね。
純粋な新聞記事です。
調査対象は20代~40代の男女およそ1400人。
メルマガなんかでよくやるアンケートの結果です。
サンプル数は少なめですが、日経の媒体を使った調査ですから、それなりのビジネス・マン、ウーマンなんでしょう。
保有資格を挙げてもらって、更にそのうち、仕事に役に立っているものを答えてもらったものです。
それで、
[その資格が仕事の役に立っていると答えた人数] ÷ [その資格を保有している人数]
のランキングです。
保有している人数が20人に満たない資格は対象外。
それって、普通100%か、それに近いんじゃないの?
と思ったら、全体では56%って、低!
なんで仕事の役に立たない資格なんかとるの?
いや、そもそも仕事の役に立つって、どういうこと?
資格そのものがってこと? それとも身につけた知識がってこと?
ということで、そういう細かなことを抜きにしたランキングです。
にしたって、全資格の中で、TOEICや簿記やITなど人気資格をおさえて、なんとPMPが堂々の2位。
PMPが96%というのは、PMP資格者が100人中、96人が仕事に役立っているって答えたということです。
でも、2位ってのはビックリしたんですが、実は私(わたし)的には、この96%は別に驚くような結果ではありません。
だって、PMP試験対策講座のアンケートでも、ほぼ全員が、「仕事に役立つ」、とか「○○を仕事に生かしていきたい」、と答えてるのをずーと見てきてますから。
(○○はPMBOK®ガイドのある論点が入ります。これは人それぞれ)
驚きはしませんけど、何より、良い結果だなー、と思ったのは、
仕事の役に立つ、との思いが、受験したときの一時の感覚だけじゃなくて、PMP合格後もずーと続いていることを示しているからです。
しかも、それって、決して当たり前ではないんですね、
この調査結果を見ると。
ランキングの3位以降は、仕事に役立つと答えた人の割合がガクっと落ちて、15位以降は6割を切っていますから。
いや、この新聞記事を見てね、PMBOK®ガイドをレクチャーする側も、机上の理論だけに終始せずに、リアル感を大切にしていかねばと心(こころ)新たにしたわけです。
そりゃぁ、PMP試験対策と銘打っているので、試験テクニック的なことも、もちろんやりますし、受講生から期待も大きいわけですが、そんなんで得意気になってなかったかなと・・
やっぱり、仕事に生かせてナンボですよ。
PMBOKは実学なんですから。
PMPの取得を検討されてる方、安心して目指してください。
得られるものは大きいと思いますよ。
と、PMP対策講座の提供者が言っても白々しいので、日経の記事にご登場願ったわけですが。
受験のための初期費用は必要ですが、PMP資格の維持費はほとんどかかりませんのでね。
この、PMP資格の維持費については、いまだにちょっと誤解があって、お金がかかるって思われてる向きもあるんですが、状況はだいぶ変わっててね。
次のエントリで書きます。
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